貧乏人の価値観はムチャクチャ
更新日:
貧乏人は平気で休息をおろそかにする。
そして休息を考慮に入れないで、スケジュールを組んだり仕事をしたりする。
どれが大事でどれが大事でないかと言うことを考えたり、どれを先にどれを後回しにすれば全体として早く済むか、手間や時間が省けるかといった事を考えない。
だから無意識に自分のやりたい事や興味のある事から仕事を始め、そうして限りある貴重な時間や肉体を無駄に潰してしまう。
どうでもいい事を重要なことだと思い込んでそれに力を注いだり、あれもこれも成し遂げようと欲張ってあちこちに手を出したり。
そんな事をしていたらデッドライン(締切日)に、間に合わなくなるのは当たり前なのだが、貧乏人はどうしてもそうしてしまう。
そうやって貧乏人はアタフタ焦りまくって身体を壊し、そして仕事もしくじるわけである。
人間の身体というものは残念ながら無理がきく。
無理がきかなければ誰だって無理なんかしないしできないのだが、本当に残念だが無理がきく。
しかしそれはたとえばクレジットカードや街金で、将来の収入を当てにして借金をするようなものである。
将来休みが取れて健康を回復できることを前提に、人間の身体に備わっている健康の「余裕」を、無理やり引き出しているだけのことである。
たいていの人間が一度気軽に借金をしたり、クレジットで物を買ったりすることに慣れると、返済する当てがあろうとなかろうと、ついカードや街金で気軽に借金を繰り返してしまい、気づいてみればいつの間にやらもう破産寸前になってしまっている。
それと同様に人間の身体も一度、無理をきかせて動かす事に慣れてしまうと、休息して回復できるかどうかなんておかまいなしに無理を重ねてしまう。
結局あちこちの関節や筋を傷めたり、自律神経失調症になって、元の健康な状態に戻すまで、何年も何十年もかかるようなダメージを負ったりする。
だからクレジットカードというものがなければ、誰もカード破産などしないのにと考えてしまうように、人間の肉体も無理がきかなければ誰も無理して動かないのにと思ってしまう。
が借金やクレジットカードというものがなければ、貧乏人などたちまち困ってしまうのと同様に、肉体も無理がきかないならば、すぐに行き詰まって死なざるを得ない。
貧乏人の問題とはだからそういう「余裕」というものをちゃんと理解せず、うまくコントロールできないということなのである。